「アメリカズ・スイートハート:ダラス・カウボーイズ・チアリーダーズ」を見た感想。

Netflix
2024.06.30
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ネトフリのドキュメンタリー（リアリティ番組）「アメリカズ・スィートハート：ダラス・カウボーイズ・チアリーダーズ」の感想と気になって調べたことをまとめました。

2023年5月のオーディションからフットボールシーズンが終わる2024年1月までのチアリーダーたちの姿を追った全７話のドキュメンタリーです。

リアリティ番組のお決まりみたいなメンバー同士のいざこざは全くなし。個々のオーディションからシーズン最終までの道のりやプライベートな話を淡々と描いていく番組です。

ダラス・カウボーイズ・チアリーダーズの愛称は「Ameria’s Sweethears」（アメリカの恋人たち）。または略してDCC。

毎年オーディションが開催され、ベテランでも毎年衣装を返却し新人と同じようにオーディションからスタート。オーディションに合格しても、ホテルでの一ヵ月の合宿でさらに人数が絞られ、ようやくメンバーが固定されます。

常に完璧なダンス、ヘアメイクをし、観客を楽しませることを最優先に考えるように叩き込まれ、一生懸命な姿に見てるこちらも励まされます。

一番驚いたのは、給料が意外にも低いのだそう。明確な金額自体は出てこなかったけど、だいたい非常勤の教師やファストフード店でフルタイムで働いた給与ぐらいだそうな。

看護師としてフルタイムで働いていたり、医療関係の営業、花屋でアルバイトなどほとんどの人が仕事を掛け持ちしてチアリーダーやっています。だいたいチアの練習は夜みたいなので、日中に仕事して夜に練習というスケジュール。

DCCはNFLチアリーダーの最高峰で給与も他のチームに比べて高額らしい。ベテランと新人でも金額が違うらしいし、リーダーなど役割がつくと給与も上がるそう。それでも、裕福な生活が送れるほどというわけではなさそう。

基本的にNFLチアリーダーは独立請負業者でチームの従業員ではないらしい。なので国や州が規定している最低賃金が保証されていなんだとか。

プロレベルのダンスを要求され、メイクもヘアも自分たちでしてたり。給与に見合ってないのが明らか。チアに集中できる環境にしてあげるとか考えないのかと疑問に思ってしまう。

意外と厳しいんだなと思ったのは、ファンとの写真撮影では体に触れてはNGなところ。肩を組んだり腰に手を回すのも禁止だとか。ファンが手持ちぶさたにならないようにフットボールを持たせる。

DCCメンバーに危害が加わらないように上層部もかなり厳しく取り締まっている様子。サイン会のシーンでも厳ついセキュリティがそばにいました。

実際にエアタグを車につけられて自宅がバレてしまったり、尾行をされたり。パフォーマンス中にカメラマンに体を触られたり。不特定多数の人たちの目にさらされ、愛想良くしていると勘違いした人たちが出てきてしまうんでしょうね。。。

個人的に疑問に思ったのは、合宿中に他のメンバーと比べて身長が低いって理由で落とされた子がいたこと。人数がかなり絞られあと２人減らさないとという状況になってから、その理由で落とす？「大人の後を必死でついてくる子供みたいだ」みたいなことまで言われててさ。
DCCのチア応募条件に体重や身長は記載されていないし、その子自身、前年はオーディション不合格だったけど、DCC本拠地に引っ越して仕事しながらチアの練習し続けて今回も挑戦したのに全く報われないじゃんと感じた。

Netflixで配信中。全話７話。

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