Apple Pay、蘇るまでの長い道のり
突然Apple Payが使えなくなってから復活するまでを書いてみた。
Apple Payが死んだ日
いつものようにコンビニのセルフレジでiPhoneをかざす。
……無反応。
「ん?」
もう一度。
……沈黙。
仕方なくカードで支払い。まぁ、こんな日もあるか。
しかし、数日後に再挑戦するも、またダメ。
「別にApple Payなくても生活できるし、まぁいっかー」
──と、強がってみたものの、1週間後にはギブアップ。
特に電車が無理! 改札通るたびにカードを取り出すのが面倒すぎる。(なんて贅沢な悩み)
しかも、カードをどこにしまえばいいのか迷う。(学生時代からSuica使ってたのに今さら?)
さらに、残高がわからないのがストレス! Apple Payなら一瞬で確認できるのに、カードだと駅で残高照会しないといけない。
「いや無理、修理しよう。」
アップルへの問い合わせ → まさかの英語バトル
Appleのサイトからチャットで問い合わせをしたら、なぜか電話対応になった。
「普通にアップルストア行かせてくれよ…」とボヤきつつ電話を取ると、
英語。(インドっぽい訛り)
原因はスマホの設定を英語にしていたことらしい。やってしまった。
仕方なく、英語で状況を説明。まずは診断ツールでチェックしてもらうと、センサーには異常なし。
次に画面共有しながら、
「いつから使えない?」
「エラーは出る?」
「どの銀行のカード?」
「カード会社には問い合わせた?」
など質問攻めにあう。
「いやもう、Apple Payが急に死んだってことしか分からんのよ…」
と思いつつ、なんとか対応していたら、途中でスーパーバイザーにバトンタッチ。
すると、登場したのは めちゃくちゃアメリカンな口調の男性。
まるでハリウッド映画に出てくる陽気な営業セールスマン(ちょっと怪しい)みたいなノリで、話を聞いてるだけでちょっと笑えてくる。
結局、色々設定を確認したり変更して、「これで直ったか試してみて」と言われ、コンビニへダッシュ。
「ここからは僕が対応するから、1時間後にまた電話する!結果教えてね!」とのこと。
ちなみに電話はシンガポールのカスタマーサポートからだった。
結果:直らず、休日が溶ける
英語でのやりとりに脳みそをフル回転させながら、なんとか状況を伝え、解決に向かっている感触はあった。
「自分、意外とまだ英語できるんじゃ?」という謎の自信すら湧いてくる。
だが。
直ってない。
完全沈黙。Apple Pay、復活ならず。
気づけば、貴重な休日の半分が消えていた。
「もし日本語で問い合わせてたら、最初からApple Store行けたんじゃ…?」
そう思ったけど、もう後の祭り。
電話がかかってきた。
……が、操作ミスで切ってしまった。
私は疲れていた。
しばらく待ったが、かかってこない。仕方なく、スマホの設定を日本語に戻し、自分からカスタマーサポートに電話。
── 日本語だ!!(感動)
状況を説明すると、またスーパーバイザーに回されることに。
そして、結局アップルストアでの対面対応が決まった。最初からこれで良かったのでは…?
突然の復活(でも遅い)
翌日、仕事終わりにアップルストアへ。
その前に、ふと「試しにコンビニで使ってみるか」とiPhoneをかざした。
ピッ(支払い成功)
……え?使えたんだけど??
「ちょ、今さら直るなよ!」と思いつつ、念のため改札でも試す。
ピッ(通過成功)
……私、何しにアップルストア行くんだ?
とはいえ、また壊れるかもしれないので、一応スペシャリストに話を聞くことに。
Apple Payが壊れたら試すこと(らしい)
① iPhoneをまっさらな状態(工場出荷状態)にする
→ これで直ったら、バックアップデータのどこかが不具合を起こしてるから、戻さない方がいい。
② それでも直らなかったら、本体の故障の可能性アリ
ふむふむ。とりあえず直ったっぽいし、問題ないっしょ!と気楽に外食。
(もちろんApple Payで支払った)
次の日──また沈黙
朝、改札にスマホをかざす。
……無反応。
「おい、またかよ!!!」
もうすぐに対応する気力もなく、しばらく放置することにした。
スマホをリセット → コンビニへGO → 失敗
2日後、ついにスマホを工場出荷状態にリセット。
余計なデータは入れず、Apple Payのカードだけ追加して、いざコンビニへ。
……ダメ。
近所のコンビニで何度も決済方法を変えてアタフタする”謎の客”と化してしまった。もう行きづらい。
仕方なく、再びカスタマーサポートへ電話。
iOSを入れ直す作戦 → iPhone、文鎮化
新たな解決策として、iOSをパソコンで入れ直す方法を教えてもらう。
「今度こそ…!」と試してみたら──
iPhoneが完全に動かなくなった。
つまり、文鎮化。(終わった)
もう専門家でもないし、詳しい説明は省くが、とにかく試行錯誤してなんとか復旧。
約5時間かかった。
この時、私は学んだ。
👉 iPhone使うならMac持ってたほうがいい。
あともうひとつ、10年以上の写真データを失った。(悲劇)
だが、それでもApple Payは復活せず。
「これはもう、本体の問題だろ…」と確信し、再びアップルストアへGO!
最終決戦 → ほぼ新品に生まれ変わるiPhone
Apple Payのセンサーが死んでいることを確認。
そして、修理へ。
1時間半後──戻ってきたiPhoneは、外見こそ変わらないが、中身はほぼ新品。
eSIMも消え、完全なる”新生iPhone” へと生まれ変わった。
「だったら最初から新品交換してくれよ…」と思いつつ、ようやくApple Payが復活。
eSIMの再設定にはちょっと苦戦したけど、やっと元通りになった。
結論:スマホが壊れると人生が狂う
・バックアップはiCloudかMacでちゃんと取るべし!
・Apple Payが使えなくなると、意外と生活が不便すぎる(特に交通機関)
・スマホなしで過ごす時間が意外と良かった(頭がクリアになる)
ここまでくるのに何時間使ったか考えたくもないけど、まぁ、いい経験になった……のか?
とりあえず、もう二度とこんな目に遭いたくない。