U-NEXTで配信中のHBO制作「ラブ&デス」とディズニープラスで配信している「キャンディ」を比較してみました!
どっちのドラマも面白いですが、原案同じでありながら雰囲気など全然違う部分あるので調べてみました。
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同じ事件を扱ったドラマ
どちらのドラマも1980年に発生した、主婦キャンディがママ友ベティを斧で惨殺した事件が基になっています。
何不自由なく暮らす主婦が犯人で、その犯行の残忍さと裁判の行方が当時、大きな話題となった事件でした。
1984年に新聞に掲載された記事と出版された本が原案になっています。
残念ながら日本語訳はされていないみたいです。見つけれませんでした。
著者は「キャンディ」でコンサルティングプロデューサーとクレジットされていますが、
「ラブ&デス」の制作には参加していないそうです。
多くの事件関係者が両ドラマの制作にかかわっています。
キャンディの弁護士は両ドラマの制作に関わっていますが、「ラブ&デス」ではより深く関わっており、裁判シーンは「ラブ&デス」の方がより事実に近いと語っています。
ロケーション
実際の事件はテキサス州ワイリーで起こりました。
「キャンディ」はジョージア州アトランタやディケーターで撮影されています。
理由は80年代のテキサス郊外の街の雰囲気がある場所だからだそう。
「ラブ&デス」はテキサス州カイルとオースティンで撮影されました。
「キャンディ」の方がより80年代らしい雰囲気があるドラマになっていると思います。悪く言えばちょっと古臭い雰囲気がある感じです。
同じ事件を題材にしているのに両ドラマの雰囲気はかなり違います。
キャラクターの外見
「キャンディ」はかなり実在の人物に似せてキャラ作りされています。
特にジェシカ・ビール演じるキャンディのカーリーヘアーに特徴的な眼鏡。
アランやベティもかなり忠実にキャラ作りしているのがわかります。
実際の人物像との比較はこちら→ https://www.historyvshollywood.com/reelfaces/candy/
反対に「ラブ&デス」は実際の人物とは全く異なるキャラに仕上げています。
余談ですけど、「キャンディ」には主演ジェシカ・ビールの実生活での旦那ジャスティン・ティンバーレイクが警察官役で出演しています。(見ていて全然気づかなかった。。。)
子供
「キャンディ」ではゴア夫妻の子供が実在の名前と違います。
ドラマではクリスティーナとヴァレリーになっていますが、実際はアリッサとベサニーです。
変更理由は不明です。
さらに、ゴア夫妻は一時期、養子として男の子を迎えていましたが、「ラブ&デス」では描かれていません。
不倫
事件の発端は、アランとキャンディが不倫をしていたことをベティが知ったからです。
「キャンディ」では裁判で、キャンディが以前に不倫をしていたことが出てきていました。
その影響で、親友は離れていきました。
「ラブ&デス」では、アランとの不倫以外の話は出てこず、親友とも最後まで友好な関係でした。
エピソード数とストーリー展開
「キャンディ」は全5話で各話1時間。
1話目で事件が起こり、過去と現在を行ったり来たりしながらストーリーが進んでいきます。
裁判シーンがかなり短い時間で描かれており、あっという間に終わります。
事件にフォーカスし、ダークな雰囲気が強い印象です。
アランが出張先から隣人に自宅の様子を見に行くよう何度も依頼してから、事件発覚までのくだりは緊張感が徐々に高まっていきます。
「キャンディ」の方がサスペンス的な要素が強いかなと思います。
わざわざ、キャンディに決め台詞的なことを言わせていたり、
やはり彼女には、少しサイコパス的な部分があったのでは?と勘繰らされました。
「ラブ&デス」は全7話で各話1時間。
事件発生までの3話でキャラクターや暮らしぶりをじっくり描いています。
不倫の成り行きやキャラクター同士のやりとりや感情も詳細に描かれています。
キャンディの心情描写が中心になっているように感じます。
フラッシュバックや裁判のシーンが少し挿入されますが、ほぼ時系列通りのストーリー展開です。
あくまでも普通の主婦が、ブチ切れて自己防衛のため殺してしまったという形になっています。
加害者なのに被害者的な印象を感じます。
以上、比較でした!
どちらもドラマとして興味深いので比較しながら見るのも面白いです。
話の終わり方は同じですけど、やはり微妙に描き方が違うのでキャンディに対して違う印象を持つかもしれないですね。
「キャンディ」の視聴はこちらから→ディスニープラスでキャンディを視聴
「ラブ&デス」はこちらから→U-NEXTでラブ&デスを視聴
本ページの情報は2023年5月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。