FBIの尋問音声記録を再現「リアリティ」を見た感想など

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2017年に国家機密の情報漏洩で逮捕されたリアリティ・ウィナーが主役の映画です。
リアリティが自宅でFBI捜査官から尋問を受ける様子が描かれています。

セリフは録音データを完全に再現。徐々に追い詰められていくのはまさに映画やドラマのようです。実話を基にした映画やドラマは多いけど、本作みたいな映画は珍しいのではないでしょうか。

本人のスマホにさえも触らさせないほどリアリティの行動をやんわりと全て制限するFBI捜査官たちに異様さを感じながら雑談を重ねていく様子は片時も目を離せないほど緊張感がありました。

色々と尋問テクニックとかあるんだろうなぁと思いました。これだけ普通の会話をしながら何気に核心に迫っていくには凄まじい忍耐力がないと到底できないだろうなと感じました。

シドニー・スウィーニー演じるリアリティが冷静さを徐々に失って、表情が困惑してく部分も上手く表現されていて良かった。

事件自体を知らずに見ると、?が頭に一杯浮かぶ状態になりかねないです。国家機密情報を漏洩した人が尋問される映画ということを頭に入れてみたほうが理解しやすいはず。

よくよく考えてみると、捜査官がミランダ警告を告知していないことや、リアリティが弁護士の同席を求めてない部分に疑問を感じる。

後日、映画を鑑賞した後で知ったことだが、機密情報を受け取ったメディアが、そのままの状態でNSAに事実確認したという事実。そのままの状態というのは、印刷された日時など告発者へと繋がるデータを記載したままということ。これは情報の扱いに問題があったととそのメディアは認めているそうな。

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