「ER」×「24」!? 緊迫の医療ドラマ「ザ・ピット」が面白すぎる！

HBO制作の「ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室」は、命の最前線で戦う医療従事者たちのリアルな姿を描いたドラマシリーズです。

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あらすじ

ピッツバーグの病院の最前線で働く医師たちを通して、現在のアメリカの医療が直面している問題を浮き彫りにする。主人公のロビナヴィッチ医師は経営効率化を図る経営陣や病院内政治と戦いながら研修医を育て、次々に送られてくる患者に対応し奮闘する。
U-NEXTより引用

物語は、午前7時のシフト開始とともにスタート。1シフト15時間の出来事を、1話約1時間の全15話で描きます。まるで医療現場に密着しているかのような臨場感あふれる構成で、視聴者は医師たちの極限状態を追体験することになります。

救命救急センターが舞台といえば「ER緊急救命室」。1話1時間の出来事を描くといえば「24 -TWENTY FOUR-」。どちらもアメリカだけでなく日本でも大ヒットした海外ドラマです。その2つの要素をかけ合わせた「ザ・ピット」が、面白くないわけがありません！

患者の容態が安定した瞬間、新たな急患が搬送され、別の患者が急変する――緊張が途切れる暇は一切なし！

緊迫感と人間ドラマが交錯する、医療の最前線を体験できる本作。ぜひチェックしてみてください！

「ER緊急救命室」で新米医師ジョン・カーターを演じ、一躍有名になったノア・ワイリー。

本作「ザ・ピット」では、頼れるベテラン医師として、医学生たちを指導しながらチームを引っ張る役どころを熱演しています。

年齢を重ねた彼の姿は、まるで「ER」のカーターが成長し、そのまま現場に戻ってきたかのよう。長年のファンにはたまらないこと間違いなし。

さらに「ER」で制作総指揮を務めたジョン・ウェルズが本作でも制作総指揮として携わっています。

このドラマの特徴は、舞台が救命センターの中とその出入口に限られていること。他の場所の描写は一切なく、ストーリーはすべて医療の最前線で展開します。

医師たちのプライベートも、ほんのわずかなセリフや短い場面で示唆される程度。ほとんどのシーンが、次々と運び込まれる患者に対応する緊迫の瞬間で埋め尽くされています。まさに、命を救う現場に完全密着したリアルな医療ドラマです。

前半は登場人物の名前を覚えるのも一苦労。さらに、医療専門用語が飛び交い、半分くらいは理解が追いつかないまま、必死についていく展開が続きます。

専門用語が多いのは、医療シーンのリアルさにこだわっている証拠でしょう。文脈や後の説明で自然と理解できるので心配無用。

10話目あたりから一気にギアが上がり、怒涛の展開に突入！とある医師のつらい過去が明らかになったり、大量出血シーンやリアルすぎる出産シーンに驚かされていると、さらに衝撃的な大事件が発生。息をつく間もない展開に、画面から目が離せなくなります！

もともと「ER」の新作を制作しようとしていたものの、原作者マイケル・クライトンの遺産管理団体との交渉が決裂。設定を変更し「ザ・ピット」として制作が発表されました。

しかし、遺産管理団体は「「ザ・ピット」は「ER」の派生作品だ」と主張し、制作側は全くのオリジナルドラマであると主張。現在も訴訟が進行中です。最終的な判断は裁判に委ねられることになりますが、和解の可能性もまだ残されています。今後の展開に注目です。

シーズン1がクライマックスに差し掛かる中、待望のシーズン2への更新が正式に発表されました！

後半には新たな魅力的なキャラクターも登場しており、次シーズンで彼らの活躍がさらに描かれることに期待が高まります。

新シーズンの配信は、2026年春以降を予定。続報を楽しみに待ちましょう！

「ザ・ピット / ピッツバーグ救急医療室」は U-NEXT で配信中です。